うちにまた新しい家族が来ました。
以前ブログで書いた、迷い猫を「運命の出会い」として家に迎えて2か月経ち、、、、
家にも馴染みすっかり家族の一員としての存在となったところで、何か違和感が・・・。
今までずっと多頭飼いをしていたせいか、子猫のうちから人間しか知らずに成長していくのは、
「猫」としてあるべき姿ではないように思えて仕方がなかったのです。
そこで、野良猫が生んだ子猫を里親として譲り受けました。
最初は猫の相棒を、との軽い気持ちで譲り受けたのですが、飼い始めて初めて、
なんと眼が全く見えていないと判明。
獣医に見せても回復不可(セカンドオピニオンも同じく)。
猫同士打ち解けるのも時間がかかるというのに、人間にも場所にも慣れていない猫が
全く見えていな生活空間でどう暮らしていけるのか、と、途方に暮れ、心配で心配で
何かと手をかけていたのですが、2週間経ち生活も軌道にのってきた感じです。
人間ではないとはいえ、思いがけず身近に盲目という「障害」と向き合うこととなり、
初めて、当たり前なことが当たり前ではない状況とはどんなことかを目の当たりにし、
「障害」、「責任」、「老後」、「介護」など、人間に共通することを
自分のこととしてじっくり考える機会となりました。
家族全員、今まで無かった感情、思いやりが新たに生まれたように思います。
また、猫も複数で存在することで、家の中に「猫社会」が出現し、ただ「人間社会」に
付随する存在ではなくなくなりました。
同じ空間に二つの「社会」が共存、という感じです。
ただ猫一匹を迎え入れただけで、感情面、社会面でもひとまわり成長した気分です。
こんなにきれいな眼をしているのに見えないなんて未だに信じられないですが、
この出会いも「運命」と思って受け入れ、幸せな一生にしてあげたいなと
心から思っています。
Y.M